2017年02月06日

birth!! 10周年にむけて。


今年の4月でbirth!!が10周年を迎える。
10年間同じイベントを開催し続けることは並大抵のことではない。
Jam9を始めとするbirth!!クルーの苦労は計り知れない。
本当に今までありがとう。お疲れ様でした。と言わせてほしい。
今までありがとうございました。
本当にお疲れ様でした。



さて。
いきなり言いたいことは全て言ってしまったので
この後は特に言いたいことはないし、皆さんに伝えたいこともないけど
10年やったイベントのことをブログにアップしようというんだから
先ほどの挨拶程度では申し訳ないし、こちらにも色んな思い出がある。
思い出などを振り返りつつ、今の気持ちを文字にしてみようと思う。
なのでここから先は物好きな人だけ読んだらいい。
まぁそもそもこのブログを読んでる方はきっと物好きなんだろうけど。



10年前。birth!!が始まったばかりの頃のこと。
それはもうほとんど記憶にない。けど記録には残っている。
窓枠のホームページを見てみると・・・

2007年4月6日(金)
Jam-9/MAXBET presentz『birth!!vol.1』
GUEST:Mセットラッパーズ!!
DJ:DJ KAZUYA
DANCE:浜松city breaker’s
LIVE:Jam-9/MAXBET/Lil’megu/HALF

と書いてある。
今のbirth!!に来ている方から見ると半分以上「?」って感じだろう。
私の記憶の中でも半分以上が「?」だ。
だいたいMAXBETって誰やねん。ってなるよね。なるなる。
birth!!はJam9とMAXBETが始めたイベントらしい。
正直MAXBETの立ち位置が当時からよくわかってなかったのでその辺は割愛。
とにかくJam9だけで始めたわけじゃないんだな。ということだけは確か。
そしてJam9はJam-9だったということ。いつの間に「-」が無くなったのかは不明。この辺も、もしかしたら触れられたくない過去かもしれないので触れないでおこう。

まぁとにかく。10年前の4月にbirth!!はスタートした。
その頃の窓枠はオープンして3年目。
徐々にライブハウスとしての認知度をあげていき
地元バンドのライブとプロのライブがほどよく交じり合うスケジュール。
昔の窓枠はキャパも280ぐらいで今よりも狭かったなーと思い出す。
喫煙所がホールの横にあってそこからも見れるようになっていたり。
懐かしい。あれはあれでまぁまぁ良いライブハウスだったな。

窓枠で定期的にイベントを開催したい。という話をJam9からしてもらった時は
当時の社長(現会長)やブッキング担当のYusa(現義妹)が担当していたので
私はどんな経緯だったかはあまり記憶にないんだけど、
「決められた日に定期的にイベントをやる」ということをまだやったことが無い時だったので窓枠としても「新しい取り組み」という感じだった。
お互いに手探りな状態でイベントがスタートしたんじゃないかな。

でもJam9は既に色々な場所でライブを重ねていたし、ワンマンを何度も経験していた。
それにJam9の石野兄弟は窓枠を始める前、私がFORCEでライブをやっていた頃に別のバンドで既に大活躍していたのでこの業界での経験値が高い。
だからそんな方と一緒にイベントをやるとなったら粗相があっちゃいけないし、舐められてもいかんし。そういう想いが当時はあった。

でもさ、正直、あんまりお客さんが入らない日もあった。
あれ??って思う日もあった。
今ならもう少しチカラになれたんじゃないかなーと思うこともある。
けど、彼らはそれをやり続けた。
「辞めたら?」っていう人がいたかもしれない。
少なくとも窓枠のスタッフにはそういう奴は一人もいなかったけど。
何が正しいのかなんて、分からない。
でも彼らは信じるもの、目指すものがしっかり見えていたんだと思う。
だからこうやって10年も続けてこれた。
窓枠も今年で13年。
窓枠にも信じるもの、目指すものがある。
それはスタッフそれぞれ違うかもしれないけど。きっとある。
だからこそ続けてこれたんだと思う。

birth!!はJam9やクルーのみんなが大切に育ててきた。
窓枠は私や他のスタッフが大切に育ててきた。

よくよく考えてみると同じようにそれぞれが育ててきたものを
2ヶ月に1回、確認しあっていたようなイベントだったのかも。
birth!!のクルーも窓枠スタッフもライブ当日はだいたいバタバタしているし
そんなこといちいち口にして確認したこともないし、考えもしなかったけど。

Jam9やbirth!!クルーのみんなが日々、自分たちの活動に邁進する。
私や窓枠スタッフが日々の業務をやり続ける。
偶数月の第一金曜日にそれをお互いにぶつけてみる。
「ダメだったかな」という日もあれば「良いじゃん!」という日もある。
反省を活かし、また2ヶ月、お互いの日々を精一杯過ごす。

ということを10年間やってきたんじゃないかなーと。
今、ブログを書きながら思った。今思ったことだけど、
ホント、そういうことだったんじゃないかな。
勝手にひとりで納得してる(笑)

この10年で窓枠は大きな変化をしました。
2010年3月に移転しキャパを約1.5倍にするほど大きくなりました。
時を同じくしてJam9は「家族」でメジャーデビューしました。
こういうタイミングが重なるのもなんか偶然じゃないような気がする。

birth!!の思い出を振り返ろうと思ったのにJam9との思い出になってしまった(笑)
だから言うわけじゃないけどbirth!!10年間の中で一番思い出深いというか、
「あーbirth!!だなー」と思うのはCLEEMの「桜舞う春」なんだよね。
きっと私の照明人生の中で最も多く照らしたグループだと思うし、
その中でも「桜舞う春」は何度も照明をさせてもらった曲。
メンバーが変わっても歌い継がれているし、なぜか昔の窓枠で照明してた日々を思い出すんだよね。

10年の中でスタッフ、出演者含め多くの方が関わってきたし
本当に多くのお客さんにご来場いただきました。
きっとそれぞれお気に入りの曲があって、それにまつわる思い出があって、ふとした時にそれを思い出したり、それを忘れるぐらい一生懸命日々を過ごしたり。

birth!!はそんな多くの思い出と曲を記憶や記録に残して節目を迎えて終了します。
今後、birth!!のメンバーがどうしていくのかは私には分かりませんが
ご来場いただいたお客様と同じように大切な曲たちを胸に抱えて
これからの日々を生きて行くことでしょう。
その先に、きっとまた窓枠のステージでその曲を歌ってくれる日がくると信じています。

先日のbirth!!の後にGiz’Moと少し立ち話をしました。
「10年、色々あったよね。よくやったよね」
「今から10年やれ!って言われてもちょっとやりたくないよね」
「俺達もまだまだこれからだね」
なんてことを話しました。

10年って歳月を意識すると長いなーと思うけど
きっとまた気が付けば10年経ってて、
「俺達色々やってきたなー」「今どきの若者はダメだな」
なんてことを言っているような気がします。

10年の歳月で築き上げて来た、目に見えない大切なモノを
同じ形でまた10年やるんじゃなくて。
その大切なモノがあるからこそまた新たなことが始められる。
そうして行かなければきっと次への成長もないんじゃないかな。
10年前、birth!!を始めた時の気持ちと同じ気持ちでbirth!!を辞めるんだと思います。
終わりは始まり。
また何かが始まりそうな気がしています。
終わりは寂しいけど、始まりだと思えばワクワクしてくるね。


4月7日(金)が窓枠でのbirth!! 10周年記念。
翌4月8日(土)は浜松市福祉交流センターでbrith!! ファイナル。

birth!!に来た事ある人はもちろん、
このブログで「そんなイベントやってたんだ!」という方も。
是非ご来場ください。
イベント詳細はJam9よろしく(笑)


これからも浜松で走り続ける仲間たちに感謝を込めて。
改めて。birth!!ありがとう。最後も楽しみにしてます。


LiveHouse浜松窓枠
代表 上嶋潤


追伸:久しぶりに聞いたら泣きそうになった名曲を。


posted by 窓枠 at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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